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2009年6月

ヒロイン選択し

At2感想一年目
選択のとき③
 ~PHASE1・分岐編~




◆◆◆◆


自分の目から見た分岐点。


まずは一年前の感想から。

○分岐前・牢屋

単純に人間ドラマがおもしろいなーと思ってみてました。
クロアとルカと。今まですれ違ってた二人の関係が一気に加速して
爆発したなって感じで「おおお」と引き込まれました。
フェイズ1で一番引き込まれた場面でした。

本音のやり取りに「いいぞもっとやるがいい!」とこぶしを握りしめた人間です。


怖い、とも酷い、とも自分は思いませんでした。
ドロドロが好き・・というよりは、本当の事を言ってくれるのが好きなので。
今まで逐一何をやっているのか不透明で、主人公に隠し事をしてるっぽかった
ルカが、腹を割ってしゃべっている。
本当の事を言ってるのは”これ以上の事はない”と思えて安心する。

一方、「ふざけるな」「早く本当の恋人を~」を聞いて
ショボンとなる。調子に乗ってすいませんでした・・。怒られた。

延命剤の投与は、今まで見た中で一番演出がきわどいなあと思いました。
あの状況で一枚上着を脱ぐのがドキッとします。
あと人がいっぱい居る中でというのも考えれば考えるほどヤバイ
シチュエーションである。

そんな燃えたり落ち込んだりテンション上がったり下がったり
忙しいシーンでした。
ルカはいっぱいいっぱいさがにじみ出ていて、可哀想というか
悲しかったです。見ていてつらいというか痛い感じでした。
クロアに関しては冷たいのか優しいのかいまいち掴めなかった気がします。
でも普段感情の起伏に乏しい人が怒ったので、ルカに関しては彼なりに
大事にしてて、本気だったんだろうなと思います。
当時怒ったのを見て、凄く意外に感じたものです。

この状況ですら「そうか・・」て流してしまいそうなイメージがあったんですが・・。
淡白じゃないクロアが新しくて「へえ」と思ったもんです。
ただ二人の関係が終わったのは悲しかったな・・。
仮面カップルぶりも結構好きだったのです。



○分岐
クローシェも可哀想だとすっごく思ったけど。
初回はルカに行こうと決めてたのでルカを選びました。
正直、当時私がルカを選んだ本当の理由はこれです。
クローシェは世界のことを考えてて、ないがしろにしたらまずい的な雰囲気を
かもしだしてるんですよね。
こっちを選ばないと(世界的に)まずいかな・・と感じてました。
だからルカを選んだ後も「本当にこれでよかったのだろうか?」と
かなり後々まで思ってたのが正直なところです。

しかもルカルートはメタファリカ創造に関しては結構唐突に感じるシナリオ
でもあると思うので、とくに分岐後~フェイズ2の魔大陸が終わるまでのシナリオは
ルカの性格の裏表の激しさもあいまって、クロアとの関係など実態がつかみにくく
混乱をきたしました。一体この人はどういう人なのか?と。
ショックでしたとも・・。

ヒロイン分岐~魔大陸創造までの工程は観客(プレイヤー)からしたら
クローシェルートのほうがスムーズに体感できると思います。
けど、魔大陸以降のシナリオはルカ向きだと思いました。
元々魔大陸はルカベースの話だと自分は感じてます。

シナリオの言いたい事がはっきりしてるし、
矛盾が少ないと感じるからです。
クローシェとクロアの距離感でこの魔大陸のシナリオを
やるのはまだ、かなり無理があると思うんですよね。実際無茶な感じがします。
やっぱりルカのほうがしっくりくる。現実と本音の差異が激しいのも
彼女ならではと思えるし。
ままあ、食中毒級の毒を食らわねばなりませんが。
私は不自然に甘いのよりはこっちのほうがいいな。


では現在の感想を。

○分岐前・牢屋

”だましてた・好きじゃなかった”宣言
これにより「ルカ、許さん」という人がいるように
私は逆に「ルカ、お前冤罪じゃんこれ」と思っている人です。

だましてたとか、好きじゃなかったというのは虚言。
たまりにたまってた彼への想いが出てしまった。
逆流してしまったって感じ。

この二人、本当は騙してた訳でも騙されてた訳でもなく、
好きじゃないわけでもなかった。
ただ、両者の意思疎通が上手く取れてなかったがために
仲たがいしてしまった。
ルートによっては誤解したままそのまま解く事も無かった。
っていう状況なんだと思う。

しかし、周りに居た人々例えばココナにしてみれば衝撃大きかったと
思います。これはつらそうだと思う。
でもなー、巷の「クロアかわいそう」という意見には賛同しかねます。
クロアはしょうがないよ。
自分でまいたタネだと思うんだよなあ・・。
前向きな明るい元気なタイプのキャラじゃないので、
「かわいそう」とか「苦労してる」っていうイメージが付きやすいんじゃないかな。
もしライナータイプの性格だったら可哀想とはいわれなかったんじゃ
ないかと思います。自分が生きてきて選択に立たされる状況を「かわいそう」とは
思わないなあ・・。むしろ踏ん張りどころ。

というか自分は
クロア自体にとても感情移入しにくいのでそう思うのかもしれません。
彼がどういう気持ちで岐路に立つのか。考えようと共感しようと
しても、クロアというキャラから発せられるイメージが弱すぎてさっぱりわからない
です。汲み取ろうとするんですが・・。うーーーん・・わからん。
完全に意思表示の無いキャラじゃないし、育った背景や生きてきた過程がある
のに、でも彼を形作る肝心なものが要所要所で抜けている気がして、
すごく釈然としない、やりにくいです。

「自分で好きなように解釈する」っていう方法もあるんですが、
まず状況や心情を把握してみようとするんですが。
クローシェ方面へ行くクロアの心境に共感するのは無理だというのはわかるんですが
ルカ方面にいくクロアですらよくわからんです・・。もう一回やり直そうかな;



クロアとルカの関係で生じる「誤解」から発生する「別れ」。
実はこれは重要ですよね。
この誤解から発生する別れがないと他のルートが発生しない、
はっきりいうとプレイヤーが別の子に手を出す事ができない。
この二人のケンカ別れの図が、その実態がこんなにもわかりにくく描写されているのは
「二人に理解されすぎると困る」部分があるからなのではと思います。
このように宙ぶらりんでフォローなしで放置しても、
逆にそれが他ヒロインを選べる理由になるから問題ないと。そういう感じかなと思います。

○分岐

そして分岐です。
う~~ん、クローシェの気持ちもわかる。
わかるんだけどね、どうもこの状況がね。

二人の関係は
ルカと別れた直後、絶体絶命の状況でメタファリカ創造しなければ!
っていう状況に目隠しされた、依存と言うのかなそんな感じに見えるんです。
メタファリカを創造したら、二人とも本懐を遂げた事に満足して、
またなんとなく元に戻るような気がする。
もう何度もこの分岐点を経過してるから思えるんだけど、
ファンシーショップで買い物したり、
何度もお忍びで出かけたりしてる、と実は結構余裕あるんだよなあ。
うーん、クローシェとクロアはお互いのためにこの状況でくっつかないほうが
いいような気がします。私の好みですが。
お互いにお互いを甘やかす存在・・というか、
成長を止めあってる感じがしました。

クローシェはともかく、クロアは・・申し訳ないけどへタレが気持ち悪くて
さぶいぼがたちます;分岐直後のクローシェへの言葉はもう情けなくて
この人を主人公とは思いたくない程です。




で、ルカ。

このゲームのテーマは「親しい人の絆」だとか。
分岐点、だとかいって簡単に選択させてくれますけど、クロアにとって
ルカっていうのは親しい人に違いないですよね。
それが牢屋の一件では揺らぐ、信頼してたものが立ち消えるその意味を
もっと考えるシナリオであるべきだったと思います。
単純に二つの組織のどちらかを選ぶか、ヒロインのどちらをえらぶか
に焦点をしぼるのではなく。
ルートを選択すると、その後主人公に都合のいい世界ばかり展開されるので、
考える必要性もなくしてしまうけど、本当は変だと思います。
都合の悪い設定や展開だとして隠すのは
絆の物語としてあるまじき行為でないかと思います。
クローシェに進むと、絆のあり方が全然見えないのが残念です。

あと、ルカを一度でも理解した事がある人間としては、
都合よくクロア、ルカ、クローシェ、の関係を祝福した目で見れません。
スルーされてるけれど、ルカは表面と裏面とに差異があるので、
表向きは二人を祝福するけど、内側はズタズタに傷ついてると思われます。
そんな見えない部分まで想像できてしまい、笑ってみる事ができません。
一方ルカをわからないから、クローシェルートは楽しめている部分がある
のかもしれません。
クローシェルートは、なあなあで笑ってごまかせ、で通す部分が多いから
それがルートのカラーだとは思うけど、怒りを覚える部分もあります。



クローシェの苦労も凄くわかる。
わかるんだけど・・
でも現状では選択の余地がないなあと。
ルカ寄りの人間なのはもとよりだけど、話がものすごくメタファリカ一本に
集約されてて、それが話としてはすごく見やすいと思うんだけど・・。
クローシェについていくと見える世界が一方的すぎて、怖い。
見やすいのはわかるけど上手く行き過ぎな気がします。

”親しい人との絆”からは外れた内容だとも思います。
クローシェとルカと二人が代表してメタファリカを創るけど
このルートではあまりルカの必要性が伝わってこない気がする。

メタファリカが皆が欲するもの、大切っていうのはわかります。
でもそれはどのルートでも共通して語られる事です。
主人公にとって”親しい人”について考える機会は、この選択を逃すと
二度とない。それを思うと

クローシェもかわいそうだけど、あとほんの少し我慢するだけで
甘えさせてくれる人ができるしね、と。全部ルートをクリアしてみて思います。




全体的にまんべんなく話がまわってるなあと思えるのが
ルカのほうです。
我慢を重ねてきた彼女の言葉は、どんなに耳に痛くても、毒が特盛であろうとも
聞く意味があると思います。だって親しい人でしょう。


そもそもクロアが「俺が騎士になってルカを大鐘堂に連れてく」って
子供の頃から言ってたんだってよ。
問題はルカがどうして大鐘堂に行きたいかとか、妹の事情を話さなかったのか
って所だと思う。あと、こんなに傷だらけになって生きてきた事をどうして
自分に話してくれなかったのかとか、本当は好きなのに好きじゃないって
言ったのかとか。
今までパートナーに何の疑問を持たなかったクロアもクロアだと思うし、
怒るべき点は、騙してた事だけじゃなくて、↑に上げたような事や、
気付けなかった自分自身に対してだと思います。
自分がクロア、と考えるならそう思いますけどね。



それにルカは基本的にクロアがパートナーにならんと
使い物にならなくないですか;
単純にCS1~5位までの攻撃魔法はクローシェのほうが威力↑ですし
レプレキアもち(一周目でレプレキアを一回も使わずにクリアした身としては
あんまり説得力ないですが)、ジャクリはダイブしなくてもいいか、ってくらい最初から強い。
ルカは回復魔法は強いけど、他は弱いですからね。
それにパートナー欄がクローシェ、ジャクリはベスト相性が2人ずつ居るのに対し、
ルカは1人しかおらず、空いたままですしね。
もうここに入れってことだと思ってます。

ルカは他の二人に対してみるなら、「欠けているの」が魅力なのかなと思います。
物語を通してみても、彼女一人じゃ何も出来ないんです。
そこをクロアなり、クローシェなりがはいって補ってやるといい感じになる。
「俺がいないとこいつなんもできないし、しょうがねえな」って感じ。
それがメリットであり、デメリットであるのかなあと思います。
なんつっても、このゲーム、性能の上塗りが基本だから
「持ってる人は偉い、持ってないお前は無能」みたいな風潮は
抜けないかんじですけどね。


このゲームは基本的に”主人公がどうしたいか。どうやって相手を愛するか”
が重要視されてて、そこに善悪がない感じと思います。
で、主人公の行動を世界もヒロインもよってたかって正当化して、
主人公をヒーローに押し上げてる感じがします。
主人公の行動がすべてヒロインに受け入れられる前提から、
プレイヤーは満足感を得られてると思います。
まあルカルートも例外なくそれに該当してると思いますが、
一筋縄ではいかない、傷けられ、傷つけ、しかも時には冗談じゃすまないくらい
衝撃をうけたり、不快だったりする。

なんだかんだいってもこれはゲームだし、創作ですけど
そうやって傷つきながらも見えた先に、とても感動したので
やっぱり私はルカを選びます。
もう迷ったりしません。


それは人に強要できる事じゃないので、
強くオススメする事はできないですが、それでも
私はいつもココがいいです。

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更新しました


サイト更新しました。
感想を5点、ブログに上げてたのを訂正してアップしました。

明日にでも新しい感想を更新します。



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